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当たると怖い「雷」の話 第2話 (つづき)

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    JUGEMテーマ:自然・登山・キャンプ

     

    当たると怖い「雷」の話

     

     

    第2話 谷川連峰・武能岳(つづき)

     

     

     

     私達が見つめていた武能岳の上空で、聞き慣れた落雷の音とはケタ違いの、まるでそこら中の大気が爆発した?かのような轟音が響きわたりました。すると殆んど頂上に登っていたメンバーが、ものすごい勢いで今登った道をかけ下りはじめました。というより、滑り落ちていきました。途中にいたメンバーを巻き添えにしながら、登り口まで瞬く間に下山完了。おそらく頂上の一角にでも落雷して身の危険を感じたのでしょうね。見ていた私達はなかば呆然として、特に言葉をかわすこともなく、やがて雨もやや小降りになってきたこともあり、ビニールシートを片付けて、出発の準備をしました。
     隊列を整えて出発。先行パーティのところに着くと、彼らは皆泥だらけ。何でもザックが一つ行方不明とかで、探しているようでした。「ではお先に」とばかりに私達は武能岳を登り、当然一番に蓬峠に着き、いいところにテントを張りました。

     いつも私は、もちろん大切なところでは非常に厳しく、それらしく偉そうな言動をしているのですが、そうでもないところではかなりチャランポラン。例えば、下級生の前で超軽いザックを実に重そうに背負ってみたり、新人君の前では、手のひらを上に向けて顔の前でさも掌で何か重さを感じているかのように腕を上下して「おぉ少し軽くなってきた。気圧が下がってきてるね、天気が崩れるかもよ」などと真顔で言ったりしていました。純真な新人君は目を丸くして「ボクも上級生になったらそういうのがわかるようになりますか?」などと聞くので、もちろんだよと励ましていました。当然すぐに新人君もおちょくられたことがわかりますので、私については信用ならないしょうもない先輩と思われがちでした。
     しかしこの雷遭遇では珍しく尊敬すべき上級生らしさを発揮しました。預言者以上に、すべて私の言うとおりに事が運びましたからね。(^_-)-☆

     雷に遭遇したら、基本的に私はまず避難を考える。特に森林限界を出ている場合は自分たちの身体が、周辺で一番高いものになっているので避雷針になってしまうからです。ただし、稲妻の閃光とその雷鳴の時間差が6秒以上あり、自分の頭上から離れた場所で光った場合は、放電している場所は2キロメートル程度以上離れていると考えられますので、直ちにこちらに落ちることはないだろうと、行動することもありました。樹林帯の中では、直接我々の頭に落ちることはなく、近くの樹木に落ちてその枝からこちらに側撃を食らうことがあり得ますが、これは本当に運次第なので行動を続けてもいいのではないかと思っています。止まっていてもやられる確率には差がないと考えられるからです。
     そして最大の問題点はどこに避難するかです。登山の技術書を読んでも断片的なことが羅列されているだけで、実際の地形などを見ながらそれらの意味していることがこういうところなのか?、と考えて何となく決断している状態でした。当時を思い出すと、もし本当に運悪く近くに落雷すれば、あの時のあの場所は落雷の電流が流れたのでは?と思うところもあります。さて、私達は一体どこに逃げればいいのでしょうか?
     

     

     

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